2010年08月18日
こちらも注目の2011年モデル!
今年のツールドフランス総合優勝で勢いに乗るSPECIALIZEDから、アルミロードバイクのニューモデルがデビューです!
こちらのモデルALLEZ COMP APEX M2はE5というスペシャライズドの誇る軽量アルミチューブを用いたフレームにSRAMのAPEXというコンポーネントを装備して¥160,000というお値打ちバイク

スタイルはカーボンフレームの上位機種TARMACのデザインを踏襲しており、フレームのジオメトリーも全く同じに設計されています。
それではその特徴を細かく見てゆきましょう!
まずフロント回りからですが、2011年はアルミフレームもオーバーサイズ化の波がきているようです。
こちらフレームではフロントフォークコラム径は上が1-1/8"、下が1-1/2"と下側が大径化されてフロントの剛性アップが図られています。
これでより太いダウンチューブと接合されており、見た目にもがっちりした印象です

フロントの剛性アップはコーナリングでのハンドリングの安定感にもつながる部分なので、ビギナーにも恩恵のある改良と言えるでしょう!
つづいてリア回りですが、シートステーはより細くさらに扁平化され、振動吸収を重視した作りになっています。
実は2011年モデルからカーボンバックのモデルがラインナップから消滅していますが、これはフルアルミでも十分な振動吸収できるという自信からなのでしょう。
シートチューブを覆うようにしてトップチューブにつながるラインは先述のCAAD10と相通じる設計思想が見てとれます。
変速系にはSRAMのニューコンポーネントのAPEXを採用、SRAMのラインナップの中では一番下の位置づけですが、上位グレードと同様に10速でSRAM独自のダブルタップ機構も搭載。
フロント変速時のレバーストロークが長くてイマイチ操作しにくく感じるのですが、これはSRAM全般に言える事なので、まあ慣れの問題ですかね。。。
クランクセットはこのバイクで一番気に入っているポイント!
姿見は少々無骨ですが、チェーンリングの歯数が52-36Tという、非常に使いやすく実戦的な組み合わせ

[この歯数組み合わせをM2と呼ぶのだそう。。。]
通常のコンパクトだと50-34Tで少々ロー側に寄りすぎ、ノーマルだと52-39Tとこんどはハイ側に寄りすぎと、中途半端な脚力?のホビーライダーにはどっちもイマイチなので、52-36Tは最良の選択だと思います。
かくゆう王様も以前はシマノのコンパクトクランクにFSAの52Tと36Tのチェーンリングを取り付けて愛用していました。。。
リアディレイラーも含めてこのAPEXはあまり高級感はありませんが、機能的には十分な性能を備えています。それとブラケットの形状はシマノの新型より好みかな。。。

ちなみに同じフレームにシマノ・105【5700系】を装備したモデルも¥180,000でラインナップされています。どちらを選ぶかはアナタ次第

ちなみに重量は約9・0kgと2010年モデルのALLEZ[105装備]より200g軽量化されておりました。
このバイクといいCAAD10といい、まだまだアルミバイクも捨てたものではありません!むやみに高い剛性のフレームは時に自分の脚を攻撃してきますし、適度にバランスのとれたアルミバイクの方がむしろ疲れずにライドを楽しめるような気がする今日この頃なのであります

Posted by サイクルスタッフ at 08:00│Comments(0)
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